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~おりくらしげるのブログ~

【無臭の塗料】Vicカラーで戦車のプラモデルを塗装してみた

time 2020/04/15

【無臭の塗料】Vicカラーで戦車のプラモデルを塗装してみた

今回は、以前ちょっと紹介していたVicカラーで、塗装してみたという話です。

色々と書いていますが、我流で塗装しているので、正しい塗装方法では無いかも知れません(というか正しくないと思います)。予めご了承お願い致します。

エアブラシでの塗装

前に紹介した時は、Vicカラーで試しに筆塗りをしていましたが、今回はエアブラシでの塗装も試してみました。塗装する対象は、タミヤ 1/48 ドイツ陸軍 軽戦車 38 (t) E/F型 プラモデル です。

Vicカラーがどのような塗料なのか知りたかったので、Vicカラーのみで塗装してみました。サーフェーサーすら吹いてない状態で、影になる部分に「ブラック」(半つや)を塗ってみました。

この容器から直接2~3滴、エアブラシのカップに投入してみました。塗料は薄めていません。また、2~3滴と書きましたが、実際にはドドドドっと連続して入りました。粘り気は醤油に近いイメージです(なんだその例えは)。

まず、試しに目立たない車体下から塗ってみます。リベットの部分に吹き付けて、他の部分は塗装されていない状態です。特にダマになる事もなく、サラサラと吹き付けられました。

車体の上部、砲塔も塗装してみました。画像がブレてしまって見辛いかも知れませんが、黒い部分が今回塗装した所で、それ以外はキットの形成色です。

とりあえず、シャドウ吹きはこんな感じで完了としました。

日を改めて、基本色となる「ジャーマングレー(ドイツ戦車色)」(半つや)を吹き付けてみました。こちらも先ほどと同様に、塗料の容器から直接エアブラシのカップに投入しています。

色々と塗ったらこんな感じになりました。かなり良い感じです。下地のサーフェーサーも吹いてなかったので、ちょっと不安だったのですが、かなり綺麗に塗装できました。

根本的な問題なのですが、形成色と同じような色を塗っているので、どの程度塗料が乗っているのか伝え辛いです。転輪(戦車の車輪部分)の裏側を覗き込むと、プラスチックの明るい光沢が見えたので、表面の塗装は出来ているようです。

この時点で、足回りの塗装が中途半端だったので、黒くなっているのがわかるかと思います。

後ろからはこんな感じです。光源は日光なのですが、結構落ち着いた色が出ていて良い感じです。

汚い作業環境で申し訳ないです。何が良いって、やっぱり嫌な匂いがしない事ですかね。ラッカー系塗料で塗装した後に、写真のような状態で放置すると、部屋全体がラッカー臭に満ちて大変なんです。今回、塗装し終えた後、色々と作業したり本読んだりしましたが、臭いに関する不快感は一切無かったです。これはありがたい。

ただ、画面右に映っている「薄め液」については、若干臭いがありました。それでも全体的には、他の塗料で塗装した時とは比べ物にならない程、無臭に近かったです。

エアブラシの洗浄

エアブラシの洗浄についても少し書いてみます。

こちらの説明の通り、水洗浄OKとの事なので、ただの水道水を用意してみました。これでうがいさせてみます。

ゴポゴポゴポゴポ…

/ ペッ!!! \

これを数回繰り返してみました。

何回かうがいをさせた後の様子です。ちょっと思ったのが、よく使うクレオスのラッカー系の塗料と比べると、塗料がエアブラシに残りやすい印象です。

ラッカー系塗料を使っている時は、1~2回くらい「うがい」させると、ある程度の塗料が落ちて、ティッシュで拭くと綺麗になる事が多いのですが、これはちょっと頑固な印象でした。水性系の塗料がみんなそうなのかな?

一応、分解してノズル付近も綺麗にします。この辺は、水を付けたキムワイプで拭いて綺麗になりました。

洗浄についても、ラッカー系だとそれなりの臭いがします。例えば、塗料を拭いたティッシュとかキムワイプ、あと、塗装したプラモデル本体からも臭いがしますが、今回はほぼ無臭でした。

筆塗りでの塗装

本体の塗装がある程度完成したので、細かい所の塗装をしてみました。

履帯まわりは筆塗りする事にしました。塗装には「履帯色」を使おうと思います。

おそらく、履帯を塗装するための塗料だと思います。何故かはわかりませんが、履帯を塗装するための塗料だと思うのです。そう強く感じます。

履帯色はこんな感じです。こちらは1:1くらいの比率で「薄め液」を入れました。乾くのに時間がかかるので、塗っては放置、塗っては放置を繰り返しました。

で、こちらの「履帯色」なのですが、以前紹介した通り、塗装しても中々目立たないのです。他メーカーの履帯色って、少し金属色が含まれると思うのですが、こちらは「少し赤みがかったグレー」というような色なので、筆で塗っても本体色と違いが分かり辛かったです。

うーむ。明らかにウェザリングマスターをつけすぎました…まぁ今回はVicカラーのお試しだったという事で、汚しはまた今度ちゃんとやります。

細かい塗り分けも全然出来ていないので、そちらも今後塗っていく予定です。

別角度から、履帯部分が少し違う色になっているのが見えますかね?色の差が激しくないので、全体的に落ち着いた仕上がりになりました。これだけだと履帯が目立たないので、鉛筆削ったものを擦り付けて光沢を出しても良いかも知れません。

使ってみた感想

まだ、エアブラシでの塗装は一度だけなので、感想を述べるには早い気がしますが、現時点での個人的な感想を書いてみます。

■良かった点
・やっぱり臭いがしないというのは非常に良いですね。なんというか、ラッカー系の塗料を使っていると、明らかに不健康と感じる臭いにさらされて作業しなくてはならないですが、塗っても片付けしても無臭というのはうれしいです。一人暮らしに限らず、塗装する際、臭いで他の家族に迷惑かけたくない方には非常にオススメかと思います。
・臭いがしないし、水道水を使えるという事で、塗装の手軽さが増す気がします。

■気になる点
・問題点と言えば、入手性の悪さでしょうか?現時点(2020/4/13(月))では、Amazonでも取り扱いが少なく、店舗での扱いも少ないので、実物を選んで購入というのが難しいかも知れません。
・クレオス、タミヤの水性塗料や、ラッカー系の塗料から比べると値段が高いです。300円近いので、3色で1,000くらいします。

■わからない点
・現状でわかっていない事としては、「耐久性」です。時間が経過したら変色する、剥がれる等は時間が経ってみないとわからないので、何とも言えません。
・今回は戦車の塗装だったので暗い色が多く、発色がどの程度の物なのかわかりませんでした。フィギュアやガンプラなどのキャラクターモデルや、カーモデル等の塗装するとなると、どんな感じになるのか不明です。

■総評
ネガティブな事を書いてしまいましたが、個人的には非常にお気に入りの塗料です。やはり臭いがしないというのが大きかったですね。抑えているではなく、無臭なのは凄いと思います。
「戦車のプラモデルばっかり作るおじさん」の私にとっては、とても合っている塗料なのかなと思いました。

正直、今まで「塗装するなら多少の臭いは我慢」と思ってやってきましたが、今回Vicカラーで塗装してみて、無臭というのはかなりのストレスを解消してくれるのだなぁと実感しました。

さいごに

という訳で今回は、Vicカラーを使ってみたという内容の記事でした!

なんか、記事を書いている途中で、Vicカラーについての記事を書いているのか、38(t)の制作日記を書いているのかわからなくなりました。目的を忘れてはいけませんね。

「目的」で思い出しましたが、最近は止まっていた「Mark4ラジコン化計画」を裏で再開させています。記事にするためにはそれなりに時間がかかってしまうので、今後ブログの更新頻度が下がるかも知れません。頑張ります。

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おりくらしげる

個人的に自由研究をやるおじさん。やりたいことが多すぎて全てが中途半端になるけど、それもまた一興。

 

人生短いよね。500年くらいあればよいのに。嘘、そんなにはいらない。

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