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【映画レビュー】パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人

time 2019/06/15

【映画レビュー】パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人

今回は珍しく映画を観たので、その感想を書いていこうと思います。あぁ、ブログの方向性がどんどん不明瞭になっていく…
私の映画の判断基準がガバガバであり、戦車さえ出ていれば高評価という節があるため、あまり参考になるような事を書く自信がありません。なので、完全に戦車だけに注目して、内容については触れないでレビューしようと思います。

今回観た映画は「パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人 [DVD]」です。Amazonで2019/2/9に購入しました。その時は927円で購入したのですが、今(2019/6/15(土)現在)は1,740円になっていますね。Amazonの値動きが激しいですね。

本作はブルーレイではなくDVDなので画質はあまりよくないです。PS4のDVDアップコンバート機能をもってしてもやはり最近のブルーレイ画質に慣れていると見劣りしてしまう所があります。下手するとプライベートライアン(1998年)のブルーレイより古く感じてしまうかも知れません。

概要

本作はロシア映画になります。ロシア語ですが、wikipediaのリンクを張っておきます。Panfilov’s 28 Men

ロシアの戦争映画なんて「鬼戦車T-34」以来見ていない気がします。

監督はキム・ドラジニン(Kim Druzhinin)氏、年齢34歳(2019/5/6(月)時点)だそうです。わ…若い…。カタカナ表記した際にキム・ドゥルジニンとなる事があるようですが、どちらも同一人物かと思います。Amazonの検索結果が異なってしまうので要注意です。

パッケージ

ストーリーとは関係ないのですが、パッケージに違いがあったのでちょっとだけ紹介したいと思います。

元々パッケージは兵士が対戦車用の手りゅう弾を握っていますが、日本版のパッケージはPPSh-41に差し替えられています。

本家


また、向こうから攻めてくる戦車のイメージも変わっていますね。本家の方はⅣ号戦車が塹壕を超えてくる図になっています。

戦闘シーン

今回メインで伝えたいのは、本作の戦闘シーンの撮影方法についてです。

今作の戦車戦闘シーンはCGIを用いたものではなく(一部エフェクト等では使っている)、1/16スケールの模型を使って撮影されています。昨今のハリウッド映画はフルでCGを使うことが多い中、昔のスターウォーズのようなアナログな技法で撮影されています。

※動画の1:18~1:50が本作の撮影シーンかと思います。

Ⅲ号戦車やⅣ号戦車F型(短砲身の所謂”F1″型)などがジグザグに切られた塹壕の上を通過していきます。(一瞬気付かないかも知れませんが、動画内にはⅢ号戦車だけではなくⅣ号戦車も混ざっています。形が似ているのでわかり辛いですが、砲身が短くて太く、転輪が片側8個ついている車両がⅣ号戦車F型です。方針が長くて細く、転輪が片側6個ついている車両がⅢ号戦車になります)
動画の途中で戦車を模した緑色の箱を手動で引っ張っていますが、この箱で実際の地形を測定し1/16スケールの戦場をスタジオに作り直して撮影するための物だそうです。

戦車そのものをGCで作成する映画もありますが、どうしても景色から浮いてしまったり、煙や光の表現が現実より違和感のあるものに変わってしまう事が多々あります。そういった点ではミニチュアを使った方がリアリティがあってよいのかなと。あまり撮影技法について詳しいわけでは無いのですが、映画Furyのタイガー戦に使われたタイガーⅠは、本物の動作可能なタイガーⅠをわざわざ撮影現場に運んだだけではなく、撮影用のダミー車両(履帯の動きはCGで表現)と組み合わせて撮影し、曳光弾の跳弾等を過剰に表現する事で戦闘の激しさを表していました。そういった撮影方法もあると思うのですが、今回の「パトリオット・ウォー ナチス戦車部隊に挑んだ28人 [DVD]」のように、実際の戦車をミニチュアで撮影して合成するという撮影をしている映画を初めて見たので、新鮮な気持ちでした。(映画によっては明らかに近代的な戦車をタイガーⅡと言い張ったり、別戦車の外側にハリボテをつけてタイガーⅠと言い張る映画もありました。別に「〇すぎた橋」や「プ〇イベート・ライアン」を批判しているわけではないです。あれらは戦車戦がメインではないので仕方なかったと思います。)

■気になった点
動画にもありますが、映画の途中、Ⅳ号戦車が塹壕の上を超信地旋回しているシーンがあります。これは、劇中塹壕に残った兵士を生き埋めにするために用いた戦術ですが、Ⅲ号/Ⅳ号戦車ともに超信地旋回することができません。たぶん撮影に用いたラジコンが超信地旋回できたからそのまま使ったのだと思います。また、塹壕の上をまたぐようにして戦車を移動させるというのは脱輪して塹壕にはまってしまう可能性があり(実際に第一次世界大戦でイギリスの菱形戦車が塹壕にはまった写真が残っています)、心理的にも戦術的にもあまり現実的な戦いではないかと思います。
映画なので多少現実からかけ離れてしまう部分はあると思います。正直、直接映画の内容にかかわらない部分の突っ込みはかなり野暮な気がするのですが、戦車が出てきている以上突っ込みたくなってしまうのです。

総評

Amazonでの評価はまちまちなのですが、個人的には戦車好きの方にはオススメしたい作品だと思います。先にも述べたように撮影技法のこだわりが強く、下手なCGで作られた作品よりよっぽど戦闘シーンの迫力があります。興味のある方は一度見てみてはいかがでしょうか?(ちなみに近くのTSUTAYAでは本作は置いていませんでした。レンタルで見る場合は結構大きな店舗に行かないとないかも知れません)

さいごに

今回は映画のレビューを行いました!今日ガルパンの映画を見に行ってそのテンションで何故か全く別作品のレビューをしてしまいました(笑)!

最近Twitterをはじめて、そちらばかり更新していて、ブログがそっちのけになってしまっていました。というかこのブログ開設してもう1年経過したんですよ。早いものですね…早くマークⅣを完成させねば…

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おりくらしげる

個人的に自由研究をやるおじさん。やりたいことが多すぎて全てが中途半端になるけど、それもまた一興。

 

人生短いよね。500年くらいあればよいのに。嘘、そんなにはいらない。

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