2021/07/11
「プラモデル作る集会(第2回)」で紹介した、ファインモールド 1/72 陸軍150t超重戦車[オイ]を引き続き作ろうと思ったら、以前撮影していた画像が出てきました!順番が前後しますが、紹介しようと思います。
箱を開けた所です。いつもは1/35や1/48スケールばかり作るのですが、今回は1/72スケールになります。ただ、1/72とは言っても元の車両があまりに巨大なので、十分な存在感があります。ちなみに1/35スケールになると全長が30cmを超えるそうです(笑)。
説明書です。私の家にあるファインモールドのキットは、ガルパン仕様の戦車やカ号観測機などがありますが、通常版の戦車のキットを作るのは今回が初めてです。
なので、他のキットの説明書がどうなっているのかわかりませんが、このオイの説明書は最初の4ページは「実車解説」がされており、結構読み応えがあります。
車体を組立てた所です。ブログに乗せる事を考えていなかったので、急に車体が完成した写真になってしまいました。
ちなみにここまでの作成手順をまとめると、以下のようになります。
・下面装甲を用意する
・下面装甲上に「仕切り」パーツを3つ取り付ける
・側面装甲を取り付ける
・L字型の前面装甲を取り付ける
写真だとわかり辛いですが、「仕切り」のパーツは正面装甲のすぐ後ろにも一つ配置されています。
こちらが前面装甲です。150mmもあり急な傾斜がついた装甲なので、ちょっとやそっとの対戦車砲では撃ち抜くことは出来ないでしょう。
写真の通り、下面の装甲は一枚の鋼版では無く複数のブロックに分けて溶接されています。「実車説明」によりますと、三六判(概ね900mm×1800mm)の鋼板を継ぎ合わせて作ったのだそうです。
車体前面の左右にある膨らみは、副砲のターレットリングのマウントポイントに合わせた膨らみになります。
副砲が大量にある重戦車はかっこいいですよね!昔コンバットチョロQのボス役として出ていたT-35とか大好きです!あとKV-1の前身になったSMKとかも好きです!でもゾウさんのほうがもっと好きです!(古)
現実の多砲塔戦車は、大きく重く起動性が悪い車両がほとんどだったようで、格好の的になってしまったようです。そのため1930年代半ばには時代遅れであるとされ、それ以降多砲塔戦車の開発は止まってしまいました。見た目のインパクトで強そうに見えるので「うちの国はこんな凄い兵器を持っているんだぞ!」というプロパガンダとしての意味合いをもたせている部分もあったのかもしれません。
転輪部分になります。九七式中戦車(チハ)などと同様に「シーソー式連動懸架」が用いられているんですね。チハはシーソー式連動懸架が車体側面に設置されたスプリングで、前後の懸架と繋げていましたが、オイはこのシーソーを車内の縦置きスプリング(トーションバー)につないでいたようです。
この転輪を大量に作って行きます。チハとか作った事が無いのに何故こんなに見覚えがあるのかと思ったら、数年前にガルパン仕様の三式中戦車を作ったからでした。あれも同様の懸架方式なんですよ。
すべての転輪が完成しました。途中経過の写真がなかったので、集中して一気に作ったのだと思います。
車体に懸架装置と上部転輪を取り付けた所です。
下から見るとこんな感じです。この辺はゲームやイラストでは外面から見えなくなってしまう部分です。プラモデルはこのように実際の形状を見られるのが良いですね!
車体側面の中央付近に枠パーツを取り付けました。このパーツは側面装甲と車体を固定する役割の他に、上部転輪も備わっています。これが片側3ユニット、合計6ユニット付きます。
こちらも途中経過がありませんが、誘導輪をつけた所です。実はあまり誘導輪について詳しく無いのですが、ほとんどの戦車って誘導輪を前後に動かして履帯の「張り」調節を行えると思っていたのですが、オイはどうなんでしょう。この形状を見ているとどうも動かせる余裕が無く、固定しているように見えます。調節しない設計だったのですかね。
1/72スケールなので、あまり細かい部分は省略されているかも知れませんね。誘導輪については後で調べて見ます。
こちら転輪をすべて取り付けた所です。そっか、この状態で長らく放置していたのか。作り始めた物はちゃんと作り終わらせないと駄目ですね。私はそれが出来ません(笑)。
今回はここまでにします。この続きに当たるのは「プラモデル作る集会(第2回)」になりますので、「その2」はプラモデル作る集会の続きからになります。ややこしくなってしまいましたね(笑)。