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アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみた(その3)~砲塔旋回装置の作成~

time 2019/10/14

アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみた(その3)~砲塔旋回装置の作成~

今回も前回に引き続き、アミュージングホビー 1/35 ARL44を作っていこうと思います!

前回は足回りの作成を行ったので、今回はその続きと、砲塔旋回装置の作成までを行おうと思います!

前面装甲に隙間ができてしまう問題

いきなり砲塔旋回装置の話では無くて恐縮なのですが、前回、車体の上下をネジ止めするようにしたのですが、車体前面はネジ止めすると目立つので放置していました。

その結果、画像のように車体に隙間ができてしまいました。この位置にも車体と同様に金具とねじ止めを行うとあまりにネジ頭が前面装甲の上か下に出てしまい余りにも見栄えが悪くなります。接着剤でくっつけると今までの加工の意味がなくなりますし、他の戦車キットで見かけるよくポリキャップで上下を付ける加工は地味に手間がかかりそうです…

一番よさそうなのはプラ板で「ツメ」を作って、そこに引っ掛ける方法だと思うのですが、今回は手元に100円均一で購入した磁石があったので、それを使って貼り合わせるようにします。

こちらがセリアで購入した「超強力マグネット ミニ 8P」です。以前、別の用途で購入した物の余りです。

この磁石を車体下部の全面に瞬間接着剤で固定しました。

で、車体側はL字型に曲げた「タミヤ ユニバーサル金具4本セット」を固定しています。※磁石との高さを合わせるため片方にはネジをつけてます。

これを上下貼り合わせると…

こんな感じで綺麗に隙間が埋まりました!これで車体前面に隙間ができる問題は解決です!
車体後部のパネルはまだ固定していませんが、それは追って考えようと思います。

砲塔旋回装置の作成

というわけで本題の砲塔旋回装置の作成に入っていこうと思います!

砲塔旋回用のギヤボックス作成

今回砲塔旋回させるために「タミヤ ミニモーター低速ギヤボックス 4速」を使う事にしました!これを選んだ理由はコンパクトで、かつギヤ比が高めだったからです。

戦車にもよると思うのですが、砲塔旋回は速度が遅めなのでウォームギヤを使っている本品が良いのかなと。もちろん他にも良い商品があるかも知れませんが、今回はこれで行こうと思います!

こちらが箱の中身です。プラモデルのように組み立て式ですが、4分くらいでサクッと作る事ができます。

こんな感じで出来上がりました!最終ギアの場所を選ぶ事ができるのですが、とりあえず画像の通り真ん中にしました(一番右だとギヤ比が高すぎて回転するのに時間がかかってしまうので)。あとはタミヤ ユニバーサル金具4本セットをL字型に曲げて車体に固定していこうと思います。

こんな感じになりました!後述しますが、これは最終形態ではありません

この形状だと画像右側でユニバーサル金具とギヤボックスを固定している部分が車体上部装甲や砲塔と干渉してしまう事がわかりました(最初から気づけよw)。

車体に組み込んだイメージです。画像の矢印の部分が車体上面に当たってしまうので、この部分のネジ止め固定はあきらめてユニバーサル金具を折り曲げて対応する事にしました。※加工後のイメージは後半に掲載します。

砲塔旋回用のギヤボックスがある程度完成したので、次は砲塔を旋回させるためのギヤの加工をしていこうと思います!その前に少し「スリップリング」について説明させてください。

スリップリングについて

今回のARL44は砲塔にサーボモータやLEDを入れる予定です。ラジコン受信機が車体にある場合、砲塔にケーブルを這わせなくてはなりませんが、360度以上砲塔旋回を行うとケーブルが回転軸に絡まり、最悪の場合ケーブルが断線してしまう恐れがあります。第二次世界大戦で実際に使われていた戦車にも同様な問題があり、それを解決するために「スリップリング」のような装置が入っていたそうです。スリップリングとは、回転体に外部から電力・電気信号を伝達することができる回転コネクタで、回転体に配置された金属製リングとブラシを介して電力や信号を伝達する事ができる装置の事です。(余談ですが、M4 sharmanに使われていたスリップリングは「コレクターリングボックス」という名称だったようです)。

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最初、スリップリングを自作orイヤホンジャックで代用しようと考えていたのですが、Amazonで「1/16 RCタンク用のスリップリング」を見つけたので、購入してみました!まだ商品は届いていないので、使えるかどうかは後日試してみます。

ギヤの加工

先ほど説明したスリップリングは砲塔の中央に設置する必要があるので、砲塔旋回用のギヤボックス軸のオフセットを少しずらして、「砲塔を旋回させるギア」と「砲塔に固定して旋回させられるギア」に分けて作ろうと思います(本当は本物の戦車のように砲塔リングに内歯車を付けて回転させるのが良いのですが、加工が大変そうなので見送りました)。使うギアには以下の商品を選びました。

数年前に何となく購入したギヤたちです。大小さまざまなギヤ入っていて値段も安いので、こちらを使って作っていこうと思います。

「砲塔を旋回させるギア」には歯数18直径10mmくらいのギヤを選びました。その中央をギヤボックスの軸サイズまで広げていきます。

こういうときにボール盤があると便利です。垂直な穴を開けたい時に重宝しています。

あとはギヤボックスの軸を切り詰めます。長さは33mmくらいにしました。

砲塔旋回用のギヤボックスは最終的にこのような形になりました!これでギヤボックスが車体上部に干渉せず、スムーズに砲塔旋回ができるはずです!

続いて「砲塔に固定して旋回させられるギア」を加工しようと思います。歯数58直径29mmくらいのギヤを使います。

ボール盤で中心の穴を広げていきます。いずれここにケーブルを這わせるor自作のスリップリングを入れる予定です。

あとはこの大きなギヤを固定するために二か所に穴を開けておきます。

先ほど2か所開けた穴に、ネジを通し、ユニバーサル金具に固定しました。車体に乗せるとこんな感じです!良い具合ですね!ただ、中央の穴が少し小さい気がするので、スリップリングを入れる時に加工するかも知れません。

動画

以下が動作実験した時の動画です。


Twitterでは既に進捗を書いているのですが、砲塔の作成も少しずつ進んでいます。なので、次回は砲塔の作成をまとめようと思います!

さいごに

今回はこれで終わりです!やっぱりちゃんとした記事を書こうとすると滅茶苦茶時間がかかってしまいますねw。

ARL44も今後、粛々と進めていく予定ですので気長に見ていただければ嬉しいです!ではでは~

関連URL

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・続き↓

アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみた(その4)~砲身にLEDを搭載~


・前回↓
アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみた(その2)~ギヤボックスの取り付け~
・一覧↓
アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみたシリーズ

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おりくらしげる

個人的に自由研究をやるおじさん。やりたいことが多すぎて全てが中途半端になるけど、それもまた一興。

 

人生短いよね。500年くらいあればよいのに。嘘、そんなにはいらない。

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