2021/07/11
前回に引き続きファインモールド 1/72 陸軍150t超重戦車[オイ]を作って行こうと思います!
前回は、足回りの作成が完了し、残るは砲塔部分のみという状態まで作っていました。
では副砲塔(車体前の左右に2つある砲塔)から作って行こうと思います!車体部分を作っている時は1/72スケールなのにデカイデカイと言いながら作っていましたが、砲塔付近になると打って変わってかなり細かなパーツが出てきました。
このパーツ郡は砲塔部分です。独特な形状の駐退機カバー(画面一番右)や主砲を上下に動かすためのパーツがあります。ニッパーやカッターと並べると、結構細かいですよね。今まであまり精密なキットの作成をしたことが無いため、手が震えます。左側のコの字パーツなんて軸は1mm程度です。
苦戦しながらも「砲」のベースは完成しました。ではこの調子で、主砲の取り付けと副砲塔の装甲を作って行きます!
主砲を取り付け、副砲塔のターレットリングに取り付けました。いやー小さいですね。主砲は爪楊枝よりも細いくらいです。
残りのパーツを側面につけてオープントップ状態の副砲塔ができました!
キューポラを作って行きます。オイに使われる4つキューポラは全て同じ物が使われます。合理的ですね。説明書には「×4」と書かれていますが、途中で作業を止めた時にわからなくなりそうなので、ひとつひとつ作って行くことにします。
キューポラが完成しました!同時に上部装甲に取り付けて、副砲塔が完成です。
とりあえず車体に取り付けてみました。いい感じですが、砲塔が一つだけだと寂しいですね。引き続き残りの砲塔も作成して行こうと思います。
全く同じ手順で、もう一つの副砲塔が完成しました!
サクッと進んでいるように見えるかも知れませんが、案外キューポラや砲塔周りの作成に時間がかかります。まだ、主砲塔と後ろの複砲塔があるので、もう少し時間がかかりそうです。
とりあえず2つの複砲塔を車体に載せて見ました。2つあるといい感じですね。「試作車が完成しモックアップ副砲を載せた車両」っぽくて良いです。
余談ですが実車のオイは、砲塔なしの状態の試作車(その時点で96トン)までは完成しており、自走する事ができたそうです。空想科学の代物ではなかったんですね。
違う角度から。
では今度は主砲塔を作って行きましょう!こちらの方が副砲塔より一回り大きいので作りやすいかも知れませんね。
こちらは主砲部分のランナーになります。
オイといえばこの独特な形状の駐退機カバーですね。どことなく不気味で禍々しい感じがします。
主砲と駐退機ができました。砲を上下にする機構は副砲とほとんど同じ構造ですね。ゴムのパーツなどは使わず、後ろから挟み込むだけです。
挟み込んで…
付ける。これだけです。プラスチック同士の摩擦で砲を上下させるため、あまり動かし過ぎるとすぐにへたってしまうかも知れません。あと、接着する時に隙間が出来ていると、方が下がりっぱなしになってしまうため注意が必要です。
では主砲の装甲を作って行きましょう。
主砲も副砲と同じく、L字型のパーツを取り付けていくのですが、接着剤の付け方によっては砲塔の上下部分に接着剤がついてしまい、砲の角度を固定させてしまう恐れがあるため注意が必要です。
砲塔の正面装甲と側面装甲を取り付けて…
主砲の原型が完成です!
ちなみに、オイの主砲には「九六式十五糎榴弾砲」が使われる予定だったそうです。私は2015年4月に靖国神社を訪れた時、遊就館に寄ってこの砲を見てきました!
これがその時の写真(2015/4/25 撮影)です。遊就館に入ってすぐ「九六式十五糎榴弾砲」が出迎えてくれるのですが、野砲としてでも十分巨大なのにこれを戦車に乗せるなんて誰が想像できるでしょうか。
こちらが解説パネルです。靖国神社を訪れた時もそこそこ写真を撮ったので、どこかのタイミングでまとめたいですね。
先の「九六式十五糎榴弾砲」と見比べると、オイの駐退機カバーの形状の理由がよくわかりますね。
はい、今回はこれまでにしようと思います!次回でなんとか塗装前までは完了にしたいです!
PS.今更ですが、私は全て組み立ててから塗装する派です。履帯周り等隠れてしまう部分を先に塗装するというやり方もあります。皆さんはどちら派でしょうか!?