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~おりくらしげるのブログ~

YABER プロジェクター 5500lm Y21の画像がおかしかったので直した

time 2022/02/27

YABER プロジェクター 5500lm Y21の画像がおかしかったので直した

まーた需要が無さそうな記事を更新しようと思います!

タイトルに「直した」とありますが、「液晶プロジェクターを修理した」という大層な物ではなく、「液晶プロジェクターの内部をちょっと掃除した」だけの記事です(笑)。

YABER プロジェクター 5500lm Y21の画像がおかしい

気が付いたら購入してから何年か経過してしまっていた「YABER プロジェクター 5500lm 1920×1080リアル解像度 Y21」(以下Y21)ですが、定期的に映画を観る際に使っていました。

で、最近使ったら何か調子が悪かったです。画面が何か変と言うか。。

このように画面右上にモヤというか、ムラが出てしまっていました。最近、使用頻度が下がっていて、久しぶりに動かした時に気が付きました。

わかりますかね?右上に少し暗い影のような領域があります。動画を再生すると気にならないレベルになるのですが、入力待ち状態にすると目立ちます。

実は壁が汚れているのでは…いや、そんな事は無さそうです。

レンズも拭いてみましたが、関係無さそうです。というかプロジェクターを動かした時に、汚れも一緒に動いていたので、プロジェクター側の問題で間違い無さそうです。

で、色々調べてみたのですが、結論から言うと液晶パネルが汚れていただけでした。当初、光源の熱で液晶パネルが破損してしまったのかと思っていたのですが、非常に簡単にメンテナンスできたので紹介しようと思います!

やってみたこと

原因は壁でもレンズでも無い事が分かったので、内部を確認する事にしました。

Y21本体の裏側中央付近に、2か所にネジ止めされた蓋が付いています。まずこちらから確認してみようと思います。

普通のプラスドライバーで開ける事が出来ます。

蓋を開けるとこんな感じです。ここから内部のパネルが見えます。なんかフレネルレンズっぽい物が見えますね。それこそ、以前持っていた「TDP-T91」は、光源のランプ交換用のパネルがありましたが、こちらの商品はそうなっていないようです。

LEDで中を照らしてみたらホコリが付いていました。これが原因だったようです。

プロジェクターの電源を入れて軽く掃除をしてみようと思います。

※ちなみに、この状態で電源を入れるとこのようになります。なんかシュール。

綿棒で軽く掃除をしてみたところ、一応汚れは取れて来ました。ただ、メンテナンス用の開口部が小さい為、パネル全体をクリーニングするのは厳しかったです。なので、一度分解して、パネル全体を掃除してみようと思います!

プロジェクターの分解

という事で、プロジェクターを分解して行こうと思います!当然ですが、コンセントを抜いた状態で分解しました。

では、分解して行こうと思います。当然ですが、分解は自己責任で行います。ネジは8箇所あります。

また、左側のネジはQCシールに隠れているので、こちらを外してネジを緩めます。当然、QCシールを剥がした瞬間に保証対象外となるはずです(そもそも購入してから1年以上経過しているので保証対象外だとは思いますが)。

ネジを外して、筐体を開けますが、この際スイッチ類のコネクタも外す必要があります。

上部パネルにはボタン類が設置されている為、そちらへの配線コネクタがあります。こちらは、よくあるXHコネクタなので、手で引っ張れば簡単に外せます。

こんな感じで上部筐体が取り外せました(一番下の筐体が外れるのかと思ってたのですが、上の筐体が外れるんですね)。

こちらが上部パネルを取り外した様子です。そんなに複雑な構成ではなさそうです。おそらくですが、左下が電源ユニット(分解時にコンセントは外していますが、念のため触らないようにします)。

液晶パネルの取り外し・掃除

では液晶パネルを取り出していきましょう。

液晶パネルは4か所のネジを外す事で取り外し可能です。上の画像ではケーブルを変換している基板(右側の赤い矢印)のネジを既に外してしまっていますが、ここにもネジがありました。

こんな感じでにゅるっと出てきます。

すべて取り出すとこんな感じです。本当に普通の小型液晶パネルですねw。商用の液晶プロジェクターって、ほとんどの場合が3枚の小型液晶パネルを用意してプリズムで合成して投影する物主流だと思っていたのですが、こちらはスマホやタブレットに使われていそうなサイズ感の液晶1枚で投影しているのですね。液晶モジュールの型番は”PJ058S1V1“との事で、調べたら5.8インチとの事でした。

プロジェクターなので、バックライトは存在せず(というかLED光源がバックライト)、このようにパネルは透過されている状態です。以前紹介した光造形の3Dプリンタも同じような液晶パネルを用いて、光源には紫外線LEDを使っていました。

こちらの液晶パネルは光沢があるので、角度を変えて反射を見て行くと、やはり表面にホコリが付いていました。これを取っていきます。

今回はティッシュを使って汚れを取ったのですが、ティッシュだと細かい粉が出たり(上の写真でも少し白い繊維が付いてしまっているのが分かると思います)、液晶パネルに傷が付く可能性があるので、眼鏡拭きとかキムワイプのような物で拭いた方が良いかも知れません。

拭き終えると、このように綺麗になったので、後は今までと逆の手順で戻していきます。

クリーニング後

掃除が終わったので、プロジェクターを元の場所に戻して電源を入れてみます!

こんな感じです!ムラなく青色に投影されており、前より明らかに良くなっています!

これだけだとわかり辛いので、BeforeAfterの画像も貼っておきます!右上のモヤが綺麗になっているのがわかりますね!

最初は液晶パネルか制御基板の故障を疑ったのですが、掃除だけ解決しました。動作も全然問題は無さそうです!良かった良かった!

ホコリが付いた原因

憶測に過ぎないのですが、おそらく普通に色んな隙間からホコリが入ったんだと思います。特にこのパネル部分は、プロジェクター下部にメンテナンス用の蓋が付いていて密閉性が高くありません。

しかも、蓋を開けた状態でプロジェクターの電源を入れると、指先に風を感じたので、もし蓋を閉じていたとしても、別の隙間からホコリが侵入してパネルに蓄積されてしまうのだと思います。

おそらく、液晶パネルが汚れる事を想定して、掃除するための蓋が付いているんだと思いますが、説明書にはその辺のメンテナンス方法は書いていませんでした。なので、今後も同じような事が発生したら下のパネルからメンテナンスor分解掃除をした方が良いかも知れないです(プロジェクターを置いている所のホコリを掃除した方が効果的な気もしますがw)。

さいごに

という訳で、今回はプロジェクターのメンテナンスについての記事でした!

記事を書いていて思い出したのですが、10年くらい前に簡易プロジェクターを作成した事があります。aitendoさんで売っていた4.3インチ液晶(おそらくPSPの液晶と同じで、解像度は272×480)と100均のフレネルレンズと虫眼鏡。あとホームセンターで売っていたハロゲンランプを使ってました。画像がでてきませんでしたが、多分どこかにあります。記事書いていて思い出しました。画像が出てきたら記事にしても良いかも知れませんね(笑)。

【2022/3/6(日)追記】画像が出てきたので記事にしました↓
【DIY】液晶プロジェクターを自作した話

今回はこれで終わりです!また何かあれば記事を更新しようと思います!ではでは~

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