2021/07/11
今回も前回に引き続き。マークIVを作って行こうと思います!
前回で最低限ラジコンらしく動くソフトを作成したので、今回はハードの作業に戻ろうと思います!
カメラの固定
車体の塗装に入る前に、カメラの固定を行おうと思います。
現状は画像の通り、フレキシブルなケーブルにカメラが付いているだけなので、ブランブランな状態です。このカメラを良い具合に固定したいと思います。
カメラの固定には1.0mm厚のプラバンを使います。プラバンはカッターを使って凸型に切りました。これはマークIVの操縦手席と車長席が車体から飛び出ているためこのような形にして切っています。
※「菱形戦車マークIV: オーナーズ・ワークショップ・マニュアル」より
当初、操縦手席と車長席のどちら側にカメラを配置しようか悩みました。というのも、マークⅣの操縦手って旋回の制御が出来ないんですよね。
詳細(読まなくても大丈夫です)
元々、菱型戦車が出始めた時(マークⅠとか)にはドライバー席にハンドルがついており、後部に取り付けられたステアリングホイールを操作していたのですが、後部ホイールを動かしただけでは効果的に曲がる事が出来ず、途中で廃止されたらしいです(なのでドライバー席にはハンドル以外の物が残った)。マークⅣを操舵するためには、ドライバーの隣に座っている戦車長がレバーを操作して旋回するか、左右スポンソンの近くにいる搭乗員がセカンダリギアを操作して旋回するのが基本らしいです。
※ちなみにマーク1とかの話も知りたい方は、モリナガ・ヨウ先生の「私家版戦車入門1」もオススメです!
とはいえ、エンジンの回転数制御やクラッチの制御など、操縦に関わる大事な作業は操縦手がやっているので、操縦手側にカメラを付ける事にしました。
カメラの裏側には両面テープが張られていますが、粘着力が弱いので、瞬間接着剤を使って固定しました。ちょっと怖いのが、瞬間接着剤を使うと、時間が経過した時、フレキシブルケーブル部分がボロボロになりそうな気がしています…大丈夫かな?
こんな感じになりました!凸型プラバンは本体に接着しようと思っていたのですが、固定せずに左右の摩擦力でくっついている感じです。この方がカメラ角度の微調整が出来て都合が良いので、そもままにしようと思います!
実際にカメラを起動している時の画像はこんな感じです!
今回は動画無しですが、実際に履帯を付けて操作すると、右側の履帯が動いているのが少し見えるので、臨場感があって凄く良い感じです!(塗装が完了したら動画もアップしようと思います)
モータードライバのサイズ変更
先ほど、カメラを固定しましたが、ちょっとだけ面倒な事が発生しました。というのもカメラとRaspberry Pi Zeroをつなぐケーブルが抜けてしまうのです。そうなると接続し直せば良いだけなのですが、いかんせん車内をギッチギチに作ってしまっているので、バッテリーセル取り出し→モータードライバを取り出し→床パネル取り出しという面倒な作業が発生してしまいます。そしてモータードライバがちょっと大きいせいで取り出し辛いのです。。
なのでサイズを小さくする事にしました!
こんな感じです!やり方はARL44の時と同じく、リューターを使ってカットしただけです。モータードライバを本体から取り出す際に、電解コンデンサを傷つけてしまったので、同程度の物と交換してあります。
これでコンパクトになったので、車内に入れやすくなりました!
中性洗剤で洗浄
では車体の塗装作業に入って行こうと思います!塗装をする前に、全体を中性洗剤で洗おうと思います。
よく新品で買ったプラモデルも中性洗剤で洗ってから塗装する方法がありますよね。私は基本的にそのままサフを塗ってしまうのですが、今回は長らく放置してホコリとか手油がべっとり付着した状態になっているはずなので、それを洗い落していこうと思います(ちゃんと保管しろ)。
こんな感じです!長らく放置されていた恨みと言わんばかりに表面に汚れが付着していましたが、洗剤と歯ブラシで綺麗になりました!
後は軽くキムワイプで軽く拭いたのち、乾かして終わりです。
残りパーツの作成
車体上部のパーツ等、一部未完成の部分を作って行こうと思います!
まず作成していなかった、車体上部に取り付けるパーツを作ろうと思います。こちらには金属のチェーンもついています。
こんな感じで完成です。ちなみにこちらのパーツは泥地脱出用角材で、実際の戦闘ではぬかるみから抜け出せなくなった時に履帯にチェーンを取り付けて車体上部のレールを滑りながら車体前方に投げ出して踏みつける為の物です。
※4:00~4:07で実際に使われている動画が見れます。ちなみにこの動画で解説されている方は「菱形戦車マークIV: オーナーズ・ワークショップ・マニュアル」の著者であるデヴィッド・フレッチャーさんです。
当初、このギミックも取り入れようかなと思ったのですが、とりあえず今回は見送ろうと思います。このキットには予備用履帯が結構入っているので、やりたくなったら後からでも追加できそうなので、気が向いたらギミック追加するかも知れません。
画像がちょっと前後してしまうのですが、車体上部にある角材用レールと、マフラーの取り付けるとこんな感じです。
あと後部に軽トラックの荷台みたいな枠がありますが、ここは荷物置き(収納トレイ)で主に「グローサー」と呼ばれた履帯用スパッドを保管していたらしいです。グローサーに付いてはゲーム好きの方ならBF1のMarkVで見た事あると思います。
グローサー付きの車体にもしたいなぁとか色々と浮気しそうになりましたが、そもそも今回のタミヤのキットには付属していないので見送りですね。※TAKOMのマーク IVや、同じ中身のサメさんチームのキットや、以前購入したタッドポールには付属されていました。その辺のキットから拝借しても良いかも知れないですね。
サーフェイサーの塗布
続いて、サーフェイサーを塗っていきます。
途中の写真を撮っていなかったので情報が飛んでしまいますが、履帯にサフを吹きました。使ったのは、余っていた「タミヤ ファインサーフェイサーL オキサイドレッド」です。ただちょっと失敗点が…
何も考えずに塗装した為、履帯同士が被る部分の塗装が出来ていませんでした…雰囲気でごまかすしか無いですね笑
次は車体上部パーツにもサフを吹きましたす!同時にスポンソン部分のサフ吹きも行いました。ここまでは特にマスキングを行わずに作業しています。(故にサーボモーターと砲塔のギヤが少し塗装されているのはここだけの話)
当然車体にも塗装するのですが、車体後部はギヤがむき出しになっています。少量の塗料がかかるだけなら問題ないと思いますが、大量にかかるとギヤの厚みが変わって走行に支障をきたすかも知れないので、一応マスキングしておきました。
あとは車体の開口部にもマスキングです。正直スポンソン部分などは多少塗装されても問題ないのですが、カメラが塗装されると今までの何やったんやと言う話になるので、その辺は念入りにマスキングします。
こんな感じす。車体前部と後部にある角材用レールの基部は上部パーツと別れているため折らないように注意して進めます。
とりあえず全体にサフを吹き終えました!大体良い感じだと思います!
マスキングした部分も問題なさそうです!
軽く組み立ててみました。サフ塗った後って凹凸がはっきり見えて戦車本来の形状が分かりやすいですよね!
リベットがくっきり見えて格好良いです!色合いが完全にチョコレート。
ちょっと進捗が中途半端な所までの記事になってしまいましたが、この時点で結構長くなってしまったので区切ります!
おわりに
という訳で、今回は久しぶりのMarkⅣの記事でした!
次は車体塗装になりますが、いつも言っている通り塗装は苦手なので気合いを入れないといけません。もし失敗しても汚し塗装と言い張れば問題n…
今回はこれで終わりです!また作業を進めたら記事を更新しようと思います!ではでは~
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