2021/07/11
今回もアミュージングホビー 1/35 ARL44を作っていこうと思います!
駐退機について
前回はLEDの搭載が出来たので、次は駐退機の作成をしようと思います。
ちなみに駐退機とは、砲を撃った時に生じる反動を、砲身のみを後座させることによって軽減するための装置です。
※平成28年度富士総合火力演習の動画より、55:59から90式戦車が主砲を発射して砲身が少し後退するのがわかるかと思います。
砲に搭載したLEDを光らせた後に、砲身を異動させる事で「本物っぽい」動きをさせる事ができると思います。
駐退機の作成
では早速駐退機を作成して行きます!その前に、砲塔のギミックで重要な砲の上下(仰角/俯角)させる部分を作って行こうと思います!というのも、砲身を上下させる装置を作らないと駐退機の作成ができないので、平行して作業を進めます!
説明書に描かれている通り、本来は砲身の根本に砲塔上下させるための軸があります。今回は砲を後退させる駐退機を入れる予定なので、ちょっと工夫しました。
まず砲塔で砲身を支えるための軸パーツ(Cランナーの”5″と”6″)はそのまま使います。
で、先ほどの軸パーツをL字型のパーツで挟み込みます。
画像の通りポリキャップなどは使われず、プラスチックの摩擦で砲身を固定しているため、砲身が下がってしまう事なく動かせるようになっています。
本来はこの中心にある穴に砲身を接着するのですが、今回はこちらにドリルで3.0mmの穴を開け貫通させます。
本来はこの軸の中心にある穴に主砲を差し込み接着するのですが、今回は駐退機を付けるので、砲身が下がる余裕が必要です。なので、画像の通り砲身を固定するパーツのオフセット位置を少し内側に移動するようにしました。
なので、軸の部分に当たるパーツをカットします。
3.0mmの真鍮パイプを軸パーツの長さにカットして取り付け、砲身から伸びた2.5mmの真鍮パイプがスムーズにスライドできるようにします。
砲身の2.5mm真鍮パイプも適切な長さにカットします。
最終的にこのような形になりました!バネはジェットストリームに内蔵されていた物を流用し、エンドストッパーにはツインモーターギヤーボックスの六角ボスを使いました。
駐退機ガイドを作成
駐退機の基本構造はできたのですが、このままでは砲身がぐるぐる回って、マズルブレーキの角度がずれてしまいます。なので、実際の駐退機のようにレールの上をスライドさせるように加工しようと思います。
レールにはタミヤの「プラ材 3mm コの字形棒」を用います。
適当なサイズに切って、軸のパーツとエンドストッパーに接着します。
こんな感じで側面に取り付けました。
あとは砲身が後退する長さに合わせて切ったレールを軸のパーツに固定します。
あと、砲塔を上下させる部分を固定する術がないので、ユニバーサル金具を2~3ブロック使い、L字型に曲げて固定する事にしました(固定というより砲塔の前面装甲内側に押し付けるイメージです)。
こんな感じです。画像の右側の皿ネジの頭を砲塔内側の上部に瞬間接着剤で取り付ける予定です。最初左右同じ形で作ろうかと思ったのですが、砲塔右側上部の穴と干渉してしまうため、片方は短く作りました。
こんな感じになりました!良さげですね!ちなみに画像下にあるサーボモータは駐退機を引っ張るための物にする予定ですが、とりあえず仮止めしてあります。ただ、強度に不安があったので、先ほどと同じような手順で左右対称になるようにレールを設けようと思います。
こちら六角ボスです。画像右にある2つのプラ材 3mm コの字形棒はレール用と砲身をワイヤーで引っ掛けるため用の物です。中心に穴を開けてそこに0.6mmのピアノ線を通しました。いずれこのピアノ線にワイヤーを引っ掛ける予定です。
六角ボスは最終的にこんな感じになります。
最終的にこのような形状になりました。これで、2cm弱くらい砲を後退させる事ができると思います!
こちらは動画です💡
今後、砲の後退はサーボモーターがワイヤーで引っ張る形にしようと思ってますが、それで上手く行くかは不明です😗 pic.twitter.com/enesSKSaUh
— おりくらしげる (@shigeruorikura) October 10, 2019
本物のARL44の主砲(90 mm DCA45)を撃った時に、砲がどれくらい退くのか不明ですが、良い感じでは無いでしょうか??
おまけ
ARL44は砲塔と車体に結構えげつないバリがあります。
このバリを取るために爪切りのような形状のニッパーが便利でした。
こんな感じで買ったや普通のニッパーでは刃先が届かない所のバリを撮る事ができます。(PRO-HOBBYと書かれており、数年前ヨドバシカメラで買った記憶があるのですが、調べても詳細な製品情報にたどり着けませんでした。。)
このニッパーは元々、出張が多かった時期に、宿泊先のホテルでプラモが作りたくて買った物です。飛行機移動する際、荷物はできるだけコンパクトに収めたいのに、手荷物としてニッパーを持っていると空港の保安検査で引っかかってしまいます。なので、爪切りっぽい形のこれを持っていっていました。流石にこの形状で人を脅したり傷つける事は難しいので、国内線だと通れる確率が高いです。もちろん本来のニッパーとしての使い方しかしないので問題ないです(ちなみにキットは現地調達。接着剤は100円均一の瞬間接着剤で代用)。私のように「飛行機で移動した先でプラモ作って、荷物は機内持ち込みサイズに抑えたい」という人は少ないと思うので、誰の参考にもならないと思うのですが、このニッパーを使っていたら数年前の記憶が蘇ったので小話として書いてみました(´ω`)
さいごに
というわけ今回の記事は終わりです!年末にはARL44を完成させる目標で動いているのですが、マークⅣの件もあるのでどうなるか不明ですw。実際問題マークⅣやろうやろうと思っているのですが、中途半端にARL44を始めてしまった手前、先にARL44を終わらせてからマークⅣを終わらせようかなと。そう思っています(思うのは自由です)。
また作業が進んだらどこかのタイミングでブログを更新しようと思います!ではでは〜
関連URL
関連記事
・続き↓
・前回↓
アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみた(その4)~砲身にLEDを搭載~
・一覧↓
アミュージングホビー 1/35 ARL44 をラジコン化してみたシリーズ