2021/07/11
今回は「YABER」というメーカー(?)の「YABER プロジェクター 5500lm 1920×1080リアル解像度 ホームシアタープロジェクター HIFIスピーカー2付き」を購入してみたので、実際に使ってみた感想などを書いていこうと思います!今回の記事結構長いですw。情報量が多いので、太字以外はそんなに重要じゃないので読み飛ばして良いかと思います。
※文章量が多いので、誤字脱字があるかも知れませんが、ご容赦ください。
※この記事はあくまで私個人が購入して使ってみた感想を書いているに過ぎないので、他の似たようなメーカーの商品についての知見はありませんのであしからず。
今まで使っていたプロジェクタ
今まで「TDP-T91」というプロジェクタを持っていたのですが、解像度が1024×768(XGA)のDLPでいかにも業務用の物でした。本来は横に書画カメラ搭載が付いていて、学校のOHPのように使う事ができました(私の家ではカメラを使う機会がなかったので外していました)。
2004年製なのでもう15年以上前の製品ですね…ヤフオクで2011年1月に中古で購入したものです(Bookoffとかだと未だにこれより古いプロジェクタが売ってたりしますよね)。
入力端子もアナログ入力しかなく、DVIやHDMIといった入力には対応しておらず、最近の機器をつなぐ場合は変換アダプタが必要になるため、最近はほとんど使っていませんでした。
当時PS2のゲームをしたくてこのプロジェクタを買ったのですが、コンポーネント映像信号がVGA端子に割り当てられていたので、無理やりD端子からD-sub15ピンに変換できるコネクタを100均のプラ容器で作って使っていました。懐かしいです。
プロジェクターにもとめるもの
新しいプロジェクタ欲しい!けどそんなに映画を観たりゲームしたりする訳では無いので使用頻度は低いです。買わなくても良いのですが、あったらあったで嬉しい。という具合です。
とりあえず、私が求める理想のプロジェクタを以下に書いてみました。
・入力端子にHDMIが欲しい
・それなりに使えるヤツが良い
・とは言え使用頻度は高く無いので金額は押さえたい
・解像度はFullHD(1,920×1,080)ほしい
・本体の大きさは常識の範囲であれば特に気にしない
くらいでしょうか?
購入したもの
という訳で調べてみました。実は3年くらい前からFullHDのプロジェクタが欲しとは思っていたのですが、有名メーカー品で(BenQとかLGとかでも)最低で5万円くらいしていた印象でした。しかし、Amazonで安いプロジェクタ見てみると聞いたことの無いようなメーカーが2万円台でFullHDのプロジェクタを売っていました。あやしい。有名メーカーの半額以下で売られており評価も高いので、買ったことの無い私としては疑わざるを得ないです(汗)。レビューして何かもらえたり割引されるから良い評価するケースや全然違う商品のレビューが書かれている場合もあるのでなんとも…とりあえず評価がサクラじゃないか「サクラチェッカー」で調べてみましたが、そんなに嘘は書かれていなさそうな結果になりました。悪い評価も見てみましたが「表記されているルーメン値よりも暗い」という物であり、暗さ以外の部分ではあまり悪評がなさそうに見えました。ただ、まだ不安が拭えていないので、とりあえずそんなに高くない商品を選んで見ようと思います。
コチラを選んでみました。2019年11月23日(土)の時点で25,800 円でした。なんか初回購入時は8,000円割引のクーポンが付くとの事で、商品購入確定時に割り引かれて17,800円になりました。やっすいですね(笑)。ちなみに、このプロジェクタの製品名は「Y21」という名前のようです。
外観
商品は2019年11月23日(土)に頼んで11月25日(月)に届きました。北海道までで2日で届きました。早い。箱の見た目は至って普通です。
箱のサイズはタテ33cm×横34cm×奥行き15cmでした。結構コンパクトですね。
中身
では開けていきます!
なんか箱の一番上に手紙のような物が入っていました。
読んでみると、この商品を購入した人は注文番号を記載してメールを出すとプレゼントがもらえるそうです。
※以下のプレゼントがもらえるようです。
・スクリーン
・Anycast(スマホとプロジェクター接続用ワイヤレス受信機)
・2000円の任意ギフト
とりあえずプレゼントは後回しにして、他の物を見ていこうと思います。
その下に入っていたのは何やら厚紙の黒い箱です。
開けてみると、ケーブルやリモコン類がごちゃっと入っていました。こちらの内訳はあとで記載しようと思います。
では肝心の本体を取り出していきます。かなりしっかりした緩衝材に左右を固定されています。
ずりっと中身を引き出しました。緩衝材はかなり余裕を持っているようなので、多少の衝撃を受けても問題なさそうです。
この時点で今まで使っていたプロジェクターとサイズ比較してみました。今まで使っていたプロジェクターもかなりコンパクトな方だと思っていたのですが、それよりも更に小さいです。
本体
緩衝材を外して本体を取り出してみました。
おぉ!結構しっかりしていますね。上面はアクリルなのか、汚れ防止のシートが貼られています。とりあえず付けたままにしておきます。
一応サイズ比較のために、横にペットボトルを置いてみました。こちらは右側面です。
こちらは左側面。
こちらは裏側です。
こちらは入力系統です。入力端子にはアナログVGA(D-sub 15pin)コネクタ・Audio-out(音声出力 3.5mmステレオイヤホンジャック)・Audio-in(音声入力 3.5mmステレオイヤホンジャック)・コンポジット映像信号・HDMI(2入力)・USB(2ポート)です。結構豊富ですね。また、画像右上にある丸いボタンっぽい部分はリモコンの受信部です。前と後ろにありました。
こちらは電源周りです。よくPCで使われるアース線付きのACコネクタですね。あと、電源のスイッチが付いています。
こちらはコントロールパネルです。筐体を全体的に見てみましたが、特に傷や汚れはついていませんでした。
付属品
付属品を見ていこうと思います。まずはコネクタ類から見ていきます。
左からHDMIケーブル、電源用ケーブル、VGAケーブル、コンポジットケーブル、オーディオφ3.5イヤホンプラグ変換ケーブルです。ケーブル類について細かく説明しようかと思ったのですが、びっくりするくらい見たまんまだったので、割愛しようと思います。ちょっとだけ気になった事はコンポジットケーブルがかなりチープな作りに感じました。ただ、最近需要が無くなってきているので、正直おまけ程度なんだと思います。それに反してHDMIケーブルやVGAケーブル、電源ケーブルはしっかりした作りでした。
左からリモコン、説明書、保証カード(右上)、レンズふき(右下)です。
リモコンはシンプルで使いやすそうですね。あとかなり小さいです。
後ろのカバー全体を外して電池を入れます。
こんな感じです。買ったとき電池はついてこないので、単四電池が2本必要ですね。
投影してみる
では電源を入れてみます!
本体裏の電源スイッチをONにした状態にして本体上部にあるPowerボタンのLEDが赤く光る事を確認します。
続けてPowerボタンを押すとLEDが緑色になり、本体ファンが回り画像が投影されます。
ポチっとな
レンズに光が入りました!ちゃんと動くぞ!
とりあえず天井に向けて投影してみます。
プロジェクタを抱えている状態なので、中途半端な位置に投影されてますw。でもこの時点でちゃんと映し出せているっぽいですね。何かしらのメニュー画面が表示されています。
ちゃんとした位置から投影してみる
とりあえず部屋の端にあるカラーボックスから壁に向けて投影してみました。
プロジェクタのレンズなどいじらず、とりあえず自分のブログを投影してみました。おぉ!それっぽい!
レンズの設定をしていないので中央はこのようにくっきり映っていますが、上の方はぼやけてしまっています。
これはレンズの所にあるフォーカスリングを回せばよい具合にできるはずです。
調整後
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ぼやけも無くなり綺麗に写りました!壁自体が凸凹なので、それに合わせて投影されている画像も凸凹してしまっていますが、綺麗にFullHDで映っています!平で白い壁に投影したら本来の力を発揮できるはずですが、この壁でもこれほど綺麗に写りました!
ちなみに壁の表面はこんな感じです。相当凸凹しています(笑)。
もう少し壁に近いところで見てみます。綺麗に写っていますね!というか写真だと綺麗度合があまり伝わり辛いですねw。拡大しても少しぼやけて見えるかも知れませんが、これは壁の材質の関係でこうなっているだけです。スクリーンを使えばもっとくっきりはっきり映るはずです!ちなみに投影した画面のサイズは縦1m27cm×横2m31cmでした。鉄メジャーでヒィヒィ言いながら測ったので多少ずれがあるかも知れませんが、比率計算したら16:8.797になったので良い線いってると思います(本当は16:9)。インチにすると100インチより少し大きいくらいですね!(100インチは縦124.46cm×横220.98cm)
説明書に投影サイズとプロジェクタの距離についての説明があります。投影した壁とプロジェクタを設置した壁の距離が3m55cmで、プロジェクタが壁から35cm離れていたので、プロジェクタとスクリーン(壁)の投影距離は3m20cmくらいです。説明書の記載だと、3.1mで100インチと書いてあるので、大体あっていますね。
また明るさですが、この画像を映し出している時の天井はこんな感じになっています。部屋が真っ暗とは言え結構な明るさかと思います。
足元もこれくらい明るくなります。部屋が汚い。十分な明るさなのではないでしょうか?
色々と投影してみた
以下実際に投影してみた画像を貼ります。
アニメ
とりあえずノートPCで最近見ていた「名探偵ホームズ」(公式)を流してみました。動画のアスペクト比は4:3ですが参考までに。
ソファに座って軽く見てみましたが、今まで23インチで何度も見ていたOP動画なので、見慣れた動画だけに大画面になると迫力に圧倒されます。
また、20話以上PCの液晶画面で見てきましたが、特に色合いや動きなどに違和感も感じませんでした。
拡大できる画像も用意しました。元動画が古い物なので、画質についてはわかり辛いですが、色合いについてはよくわかるのではないでしょうか?
今度はPS4(PS4Proではなく古いPS4)のHDMI出力でブルーレイを再生してみました!
問題なさそうですね、普通に見れます。
ゲーム
ニンテンドーSwitchの画像を映し出してみました。※ちょうど洗濯していたので洗濯物干してますが、お気になさらず。
ゼルダの伝説を映してみました。屋外の明るい環境だと少し色抜けしたように見えてしまいますが、これはこのゲームの元々の色合いなので問題ありません。
メニュー画面になると色合いに問題が無い事がわかりやすいです。また文字もはっきりくっきりと見えます。
数字や文字ばかり出ている画面のイメージです。問題なく映っていますね。むしろ私の部屋の壁にある通気口や換気扇が目立ちますねw。
他のソフトも入れてみましたが特に問題なさそうでした。また、ゲームで遊ぶ人が気になるのは対応速度かと思うのですが、正直あまり速度の速いゲームをやらないのでわかりません。ただ、私個人の感想としては動画やゲームをしてみて残像が気になるという事はありませんでした(なんの参考にもなりませんが初代PSPの液晶ように異常に残像が残るというような印象はありませんでした。ただ、やたら早いFPSとかやる人が見ると遅く感じるかもです)。あと、ゲームをプレイしていて、私の体感でわかるレベルの遅延が発生するという事もなさそうでした。
こちらはPS4のデスストランディングです。
1時間程度プレイしてみましたが、動きや発色、明るさに違和感はありませんでした。
実写
続いて実写動画の投影をしてみました。
こちらはPS4でネットフリックスを見ていた時の画像です。字幕もくっきりと見えています!
※少し暗く見えますが、写真を撮ったタイミングでネットフリックス側の画像が暗くなっただけです。
景色や人物より、字幕とか文字とかの方が解像度の高さがわかりやすいですね。流石にFullHDなだけあって、文字が滑らかです。壁が凸凹なので、画質の良さが使わり辛いですが、実際はかなり見やすいです!
明るい環境での投影
さっきまでは部屋を真っ暗にして投影していたので、部屋が明るくなる朝も試してみました。
ちなみに私の部屋はカーテンを2重にして付けており、一つは白い普通のカーテン。もう一つは遮光カーテンです。
遮光カーテンをすると部屋真っ暗になるのですが、普通のカーテンは昼間にかけると明かりが拡散してしまうので、外が明るいと部屋がより明るくなるという代物です(カーテンとは)。
こんな感じになりました。確かに部屋が暗いときよりは色合いが薄くなってしまいますが「まったく見えず使い物にならない」という事はなさそうです。もしかして個体差があったりするのかな?とりあえず私が買った商品は何の問題もなさそうに見えます。
印象的には「やたら晴れている日に直射日光の当たる部屋で薄いカーテン閉めてやる」となると辛そうだなという感じだと思いますが、カーテンで部屋がかなり暗くなるなら素直にカーテン閉め切って投影すれば問題ないかと思います。
総評
以下に使ってみた感想をざっくり箇条書きしてみたいと思います。
よかったこと
・画質が良い。やはりリアル解像度がFullHDなのは良いですね。
・音質が良い。これは買うまで本体にスピーカーは無くても良いやと思っていましたが、あると非常に便利ですね。音質についてもチープ感がなく、少大きな音量でも音割れもせず多問題ありませんでした。
・設定が簡単。これは正直どのプロジェクタも同じくらいかなと思います。お仕事で会議とかにプロジェクタをいじる人なら苦戦する事はあまりないかと。
気になったこと
・ファン音が大きい。一般的な扇風機の「中」くらいの音がします。うるさすぎるという事は無く、少し気になるかな?程度の音です。決定的な欠点という事は全くなく、むしろ古いプロジェクタを知っている人間からすると静かな方だとさえ思えました。
・電源停止時にファンがすぐ止まる。欠点というか気になった事として書きます。以前使っていたプロジェクタは元電源をONにした状態で電源を切る(スタンバイ状態にする)と、少しの間ファンが回ったままとなり、内部に残った熱を冷ますように作られていました。しかし、このプロジェクタはリモコンや本体上についている”Power”ボタンから電源を切ると、その場でファンが止まります。電源を切ると完全に無音になるので良いと思うのですが、光源であるLEDは長時間熱にさらされると寿命が短くなる特性があるので、冷やさなくて大丈夫なのかな?と思いました(設計上問題ないのかも知れません)。
・ズーム機能が欲しい。ズームというか、拡大縮小の縮小の方ですね。私の部屋では壁がちょうど良い具合に空いていたので良かったですが、一般的な部屋だと家具や窓の関係で、画像を映し出せる場所が限られる場合が多いのではないかと思います。なので、投影できる壁の面積が小さいと、プロジェクタを置く位置がかなり限られると思います。※価格と機能の面で考えると、こちらの商品の方が良いのかな?と思いました。
【2021/7/11追記】最近は同メーカーでこんなのもあるみたいです!Bluetooth/WiFi対応でスマホのミラーリングとか進化が凄いですね( ゚Д゚)新しいの欲しくなってきた…
けつろん
正直あまり目立った欠点はありません。あまり褒めると信憑性がなくなると思って、一応メリット・デメリットを書いてみたのですが、控えめに言っても良品だと思いました。
日本の大手メーカーのLCDプロジェクタが、家電量販店で10万円くらい(しかも解像度は1280×800程度)で売られている現状を考えると異常な値段とスペックだと思いました。
近年LCD(液晶)の需要が高いため、小型化、高解像度化、低価格化が進んでいます。数年後には、同じように安いプロジェクタでリアル解像度が4Kのプロジェクタも登場するのではないかと思いますが、現状としてはお金をかけずに高画質なプロジェクタが欲しい、使用頻度はそんなに高くない。という人には最適な選択肢のうちの一つだと思うので、気になっている方は検討してみてはいかがでしょうか?
さいごに
という訳で今回ばプロジェクターのレビューでした!正直言ってこのプロジェクターを買った時はダメ元で買っていたので、これほど使えるとは嬉しい誤算です。開けた途端、指紋がべったりついていたり、謎の液体がついていたり、ケースが割れていたり、酷い状態を期待しt..想像したのですが、不満なく使えました。
残念ながら私はこのプロジェクタ以外の似たような商品を購入して、「比較してみた」というような記事を書く余裕がありません。その代わり、このプロジェクタを使い倒そうと考えています。他のプロジェクタのレビューは期待しないで頂きたいですが、このプロジェクタを使っていて不満など出たらその都度記事にしようかなと考えています!
今回はこれで終わりです!凄い疲れた(笑)。久しぶりにがっつり書いた気がします。他のネタも進展があり次第更新しようと思います!ではでは~
コメント
レビューご苦労様です。
お私もほぼ同じ感じですね、ただ四隅はピントがずれてます上下のあおり調整が合わないからだと思います。
音は小さなスピーカーを自分の前に置いて見てます、音を大きく出来ないので近くで分かる様に。
ミラーリングして見たかったので買い足ししたのですが、投影出来ないコンテンツがあるので配信専用の物を追加する方が良い様に思います。
買い足した物は投影画像サイズも小さくなってあら?
by van 2021年8月16日 3:17 AM
コメント頂きありがとうございます!
※コメント頂いたのに、長らく見落としてしまっていました…ごめんなさい。。
> ただ四隅はピントがずれてます上下のあおり調整が合わないからだと思います。
確かに、四隅はピントがずれてしまいがちですよね。
以前こちらの商品を分解して、中身を確認してみたのですが、
5インチ位の大きさ液晶(スマホ等のモバイル向けに開発されたFullHD液晶っぽいです)に後ろから光源で照らしている物だったので、
液晶が大きすぎて、三原色で分離しているタイプの液晶プロジェクタやDLPと比べると、ピント合わせは大変なのかも知れません。
> 買い足した物は投影画像サイズも小さくなってあら?
投影サイズは確かに盲点ですよね…私は部屋の状況を考えずに買ってしまったのですが、
物によって画面が小さすぎる事態が発生するかも知れ無いため、
事前にプロジェクタの置く位置と投影する場所を決めて置いた方が良かったと反省しています…
by shigeru-orikura 2022年2月14日 8:58 PM