2021/07/11
今回は唐突にいつもと違った方向性の記事を書きます!
現在私は「アネスト岩田 エアーブラシ用塗装ブース マジカルサクション MX3430」という塗装ブースを使っています。しかし、それまでは自作の塗装ブースを使って塗装していました。最近フォルダを整理していたら数年前に塗装ブース作った時の画像が出てきました。当時はブログやTwitterをやっていなかったため、公開出来る環境がなかったのですが、折角なのでまとめてみようと思います!
と言っても他の方がやっている事と何ら変わらないので正直わざわざまとめる必要なんて無いし、何番煎じだって言うはなsh…
そざい
そんなに大掛かりな事は無いのですが、私が作成した塗装ブースは以下のような物で作りました。
項目 | 金額 |
強力なPCファン(12cm) | 2~3,000円 |
12V1AのDCアダプタ | 500円くらい |
塩化ビニール製の衣装ケース | 500円くらい |
厚さ5mmのシナカットベニヤ板 30cm×45cm | 500円くらい |
φ10cmアルミダクト | 500円くらい |
ファンガード | 200円くらい |
DCジャック | 200円くらい |
ACアダプタは確か家にあった物を流用したはずで、衣装ケースとベニヤ板は近所のホームセンターで売っていた物を購入しました。
※近所のホームセンターのアルミダクト販売コーナー。
アルミダクトがおいてあるコーナーに、高確率でこのようなクーラーキャップも売っているので、合わせて購入しました。
PCファンは「サイズ SY1225SL12HPVC」という商品を使っていたのですが、最近は入手困難なようです。ボリュームで風量が調節できて良かったのですが、塗装するとき100%で回ってくれれば問題ないので、風量が強力なファンを使えば問題ないと思います。
つくりかた
そんなに難しい事はせず、ほとんど図画工作の延長のような作業をしていきます。ベニヤ板はカッターで根気よく切っていきます。
私が作った塗装ブースで少し手間だったのが、12cmのPCケースファンから10cmのアルミダクトにサイズダウンさせる部分です。このように長方形のパネル4枚と台形パネル4枚で構成しています。台形のパネルは材料に無駄が発生しないように斜めに切ったパーツを貼り合わせて台形にしています。
辺をセロハンテープで仮止めしてアーチ状にします。これを全てくっつけると求めている形になります。
こんな形になりました。上の方はアルミダクトの開口(10cm)に合わせて正八角形になっており、下の方は12cmのPCケースファンの開口に合わせているため、正八角形ではありません。正直言うと、ファン口径変換アダプタとかを買った方が楽だと思いますが、当時は安く仕上げようとしてこんな事をしていました。
こちらは本体部分に取り付けた様子です。良い具合ですね。そして、肝心の本体作成部分の画像はありませんでした…多分集中して一気に作ったんだと思います。
このままではパネルが不安定なので、ノズルの外径に合わせて固定させる板を作りました。
こんな感じで取り付けます。ピッタリですね!
説明が漏れていましたが、フロント部分はこのようになっています。加工は結構適当にやっていて、12cmのPCケースファンがネジ止めできるように8角形になっています。
全て納めるとこのような箱が出来上がりました。この上にクーラーキャップをねじ止めするのですが、その画像は取り忘れていたみたいです(汗)。
完成図
という訳で全部を組み立てるとこのような形になりました。
十分な大きさがあり、衣装ケースが透明なので光が良く入ってきます。
横から見た全体図はこんな感じです。よく見る塗装ブースそのものの形をしていますね。
勿論排気管は屋外に出します。
後ろはこのようになっていました。奥の方に飛び出ているツマミはPCファン用のボリュームで、これをまわす事でファンの回転数を変える事ができました。また、一番手前にある黒い出っ張りは、ファンON/OFF用のスライドスイッチです。ボリュームを最小にしてもファンが回転する仕様だったので取り付けました。
塗装する時は画像のような感じで、PCファンの前にキッチンペーパーを一枚置いて塗装していました。これだと塗料がフィルタリングされず、アルミダクト内側が徐々に汚れてしまいましたが、当時住んでいた場所がド田舎だったのでそれでも大して問題ありませんでした。
こちらは当時作成していた「タミヤ 1/48 II号戦車」です。手やサーフェイサーの大きさからわかる通り、かなり小さいプラモではありますが、これより大きな1/35スケールのキットもガンガン塗装していて違和感を感じた事は無かったので、十分に使える物になってくれました。現在は既製品の塗装ブースを購入したため使う事は無くなってしまったのですが、それまでの数年間は普通に使えていました。
手頃な価格(頑張れば5,000円弱)で作れて、プラモデルサイズであれば十分に実用的なので興味のある方は是非作ってみてください!
※余談ですが画像に映っている二号戦車はもう手元にありません。友人が遊んでいた室内用ラジコンヘリがこの上に墜落してバラバラになりました。
さいごに
というわけで今回はいつもとちょっと違う内容でした!さも最近作ったかのように8年前の画像を使ってまとめてみました。※画像の更新日付を確認して血の気が引きました。
最近「アネスト岩田 エアーブラシ用塗装ブース マジカルサクション MX3430」でも吸引力が足りないなと思ってきていて、また「シロッコファンを使った自作塗装ブース」を作りたいなとか思っています。でも、作る時間と部屋の空間に余裕が無い(特に後者が問題)ので、出来ていませんでした。
今後唐突に塗装ブースを作成するかも知れませんが、その時は「あぁこのオッサンまた余計なもの作ってる」くらいのテンションで見ていただけると幸いです。